帝京大学は、オープンキャンパスにおいて女子高生限定の特設会場を設置し、大学のことをより深く知ってもらうためのイベント「帝京ガールズフェス」を行った。女子高生が参加しやすく、またキャンパスでの生活を実感しやすいインタラクティブな仕掛けを用意。さらに企業とのタイアップブースを設けるなど、大学への興味関心を高めることに成功した。
高校を訪問した際に、告知のチラシを設置。これを見て来場したという人も多かった。
8月に多くの大学で行われるオープンキャンパス。「当校は、ラグビーなどスポーツのイメージが強いため、女子が活躍できる、楽しいキャンパスライフを送れるという面をもっとアピールする目的で、女子高生をターゲットにした企画を過去2回実施した」と話すのは帝京大学 広報課長の矢田真一氏。今年、3回目を迎えるにあたり、今回はより深い体験を与えることを目指し、「帝京ガールズフェス」が企画された。
会場は参加者が一方的に説明を聞いて、展示を見るのではなく、自ら参加する・体験するような内容を盛り込んだ。それがキャンパスライフのシーンが人の動きに合わせて次々に変化する「モーションウォール」と、自分の姿がモニターに映り込む「インタラクティブミラー」だ。また、会場内の装飾もピンクを基調に女子向きにアレンジ。カフェスペースなども設け、在学生と話しやすい雰囲気を演出した。それだけでなく、会場には企業ブースとして賃貸情報「エイブル」の女性向けプロジェクト「TOKYO GIRLS ROOM」とコラボした企画内容を展示。エイブルにいる同大学OGと在学生とで、女性が好む部屋を共同で企画。その模様の映像を流した。「イベントには、生徒だけでなく保護者の方もいらっしゃる。卒業後の姿や、大学と企業との取り組みを見ていただいたことが安心感につながった」と広報課の鈴木貴子氏は話す。
見学者の滞留と在学生とのコミュニケーションを促進
最も深い体験となるのは、在校生と会話をすること。そこへ導くためにインタラクティブコンテンツを活用した。モーションウォール(上)では在校生が一緒に遊びながら学校生活を説明。インタラクティブミラー(下)では、在学生が参加者の記念撮影を行った。