「人生を3つの単語で表すとしたら」。唐突に投げかけられるこの問いに、あなたならどう答えるだろう。当時の僕は「家族、そして、恋人・・・いや、いない・・・友達、あとはお金?浅いか?ならば酒・・・いや、そっちじゃない・・・」などと考えていたのですが、この問いの先には鮮やかすぎる答えが用意されていました。
「Boy」「meets」「girl」
・・・ため息が出た。普遍的な問いかけに、連続する3単語で回答する素敵な裏切り。そして、その答えがまさに真理とも言うべき内容。日々のコピー出しに疲弊していたことを一気に忘れてコピーライターという仕事はなんて素晴らしいのだろう、と感動したことを覚えている。
その日は「ノリが好きじゃない」という理由で飲み会を断って家にいた。社会性が低いと言えばそれまでだが、自分が面白いと思えないのに場に合わせて笑うことがとにかく苦手だった。それでいて、集団でいないことの孤独感や適当な理由で飲み会を断る罪悪感は感じていた(面倒くさいやつだ)。