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TYO新体制とマルチブランド戦略 最高のチームを率いるプロデューサーたち

TYO

2021年1月、AOI TYO Holdingsは「プロデュース機能のアップデート」をテーマに掲げ、グループ内を大きく再編。それに伴い、総合映像プロダクションTYOは新体制のもと、どのような会社を目指しているのか。

(左から)専務取締役(MONSTER担当)羽鳥貴晴さん、取締役(PRO2担当)浜谷英輝さん、代表取締役社長 早船浩さん、取締役(Third担当)岸本高由さん、取締役(TYO drive、WHOAREYOU担当)朝比奈雄尚さん。

「伝わる」形にする仕事で、多様な価値観が共存できる社会へ

広告業界は今、変革のさなかにある。激動の時代に対応すべく新たに組織を再編したTYO 代表取締役社長 早船浩さんは「コンテンツプロデュース事業として、制作物のクオリティを突き詰め、今まで以上に業界での存在感を確立していきたい」と話す。誰でも動画を制作できる今、プロとしての広告表現を追求するTYOが掲げるのが、“多様な価値観が共存できる社会へ”というビジョンだ。

「想いやアイデアが曲がらずに伝わること。自分と違う考えを持った相手にも理解されるよう伝えること。私たちの仕事は、伝えたいことを『伝わる』形にすること。伝われば、心が動く。心が動けば行動が変わり、行動が変われば、いずれ暮らしや社会が変わると信じています」。

“多様な価値観が共存できる社会”を目指すにあたって、核となるのが5つの事業ブランドからなるマルチブランド戦略だ(図1)。

図1/新生TYOの柱となる5つの事業ブランド

各ブランドの取締役には、現役で活躍するプロデューサーを抜擢。役員業務はもちろん、従来通り現場でのプロデューサー業も兼任する。早船さんは今回の人事の意図について、「リアルな感覚で映像ビジネスやコミュニケーション市場の動向を把握し、現状で取り組むべき課題を共有しながら進めるため」と明かす。特色の異なるブランドの共存で、創造性と個性が豊かなコミュニティを自ら作り上げる狙いだ。

最高のチームを率いるプロデューサーたち

2002年設立の「MONSTER FILMS」をルーツとする「MONSTER」を統括する専務取締役 羽鳥貴晴さんは、「表現の自由度の高さこそが強み」と話す。「企画やアイデア力、柔軟性、多様性を重視し、組織に縛られず、個性あるプロデューサーたちがやりたいことを表現してきた」といい、CMに留まらず、MVや番組など媒体問わずに制作。数々の広告賞グランプリやMTVのアワードで最優秀ビデオ賞などを受賞している。

「TYO drive」は、TYOの大手プロダクションとしてのスケールメリットは活かしつつ、小回りもきく制作チームとして結成。担当取締役の朝比奈雄尚さんは、「強みはプロデューサー1人のチームから大編成チームまで、臨機応変に案件ごとにチームの形を変えられること」と語る。スタッフそれぞれの得意分野と自慢のチームワークで、デジタル案件の開拓やヘルスケアといった新規領域にも柔軟に対応する。

「PRO2」は30名のプロデューサーを抱え、大手広告主のテレビCMを担当することが多い。3つのチームがあり、活躍が期待される若手中心のUNITや、実験的活動に取り組むUNITもある。取締役の浜谷英輝さんは「“仕事の全てにハッピーエンドを。”がポリシー。制作プロセスを含め満足いただける体制を構築している」と説明する。

一方、「Third」は、2021年に新たに始動。取締役の岸本高由さんによると“新規事業の開発部隊”だ。マスからデジタルまでさまざまな経験を重ねてきたプロデューサーたちが、ダイレクトマーケティング、アクティベーション、地方創生などクリエイティブの力が必要な領域で多様なコンテンツを企画制作する。「次にどんな時代が来るか先読みし、制作会社の領域に留まらない事業の拡大を目指す」と岸本さんは語る。

「WHOAREYOU」も2021年に誕生。佐藤渉監督をはじめ、企画演出に強みをもつ6人のディレクターが在籍する。担当役員の朝比奈さんによると、誰でも映像が制作でき発信できる時代に、唯一無二のクリエイティブや映像表現で勝負することがモットー。「自分たちが何者なのか、明快に答えられる唯一無二のクリエイター集団になる」という想いがブランド名に込められている。

それぞれ個性が異なるブランドを擁し、総勢73名のプロデューサーが在籍。広告映像を制作する企業としては、世界的にも大規模なプロダクションといえる。「豊かな個性が集まって創造することで、より多様な価値観が共存できる社会に対応できる」と早船さん。5つのブランドからなる最高の制作チームで、領域を超え、心を動かし、「伝わる」ものを作りつづけていく方針だ。

TYOの神谷町オフィス、赤坂オフィス。

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