編集部が街で気になった様々なデザイン
CD
柴田聡子『SATOKO SHIBATATOUR 2019 “GANBARE!MELODY” FINAL at LIQUIDROOM』
(P-VINE)
- AD+D+I/藤木倫史郎
- 撮影/西光祐輔
柴田聡子さん初となるバンドライブ盤は、ご本人の写真を囲む赤い色と手書き風の文字が目を引く。デザインを手がけた藤木倫史郎さんは、「まず決めたのは、西光祐輔さんの写真をメインにすること。あとは音源から伝わってくる、外に向かうポジティブなエネルギーや、チャーミングさと硬派さが同居するような魅力を閉じ込めたいと考え、進めていきました」と話す。
特徴的なのは、写真を囲むさまざまな書体の文字だ。「文字周りは、昔のワープロの書体を使用したり、機械彫刻用の書体を用いたりして、最終的に凸版ですべて清刷りから持ってきています。堂々としたど真ん中な印象の中に、心地よい違和感を持ち込みたいと思いました」。ライブ時に柴田さんが赤いジャージを着ていたこと、そして音源の勢いやinFIREというバンド名のイメージから、ジャケットに赤を使うことはすんなりと決まった。
盤面には、バンドのメンバーがイラストで描かれている。これは藤木さんが描いたものだ。「音源をはじめて聴いた時に感動し、衝動的に描いたイラストを有難いことに承諾いただき、入れさせてもらいました」。
LOGO
大広
- AD/北山和徳
大広は今年、企業フィロソフィーを「我々は、企業と顧客と、社会を敬愛する」に変更した。これまでの歴史の中で自社の基点には常に顧客があることを再認識し、顧客と企業と社会との幸せな共栄を紡ぐべく、新たに設けられたものだ。そして、このフィロソフィーに併せて、ブランドマークを刷新した。
新フィロソフィーを体現したブランドマークは、大広(DAIKO)の頭文字「D」を基調にしたデザインだ。新ロゴデザインのテーマは「つつみこむ『D』」。同社の成長力の源となる企業、顧客、社会を優しく包み込み、一緒に前へ動き出そうとする姿をイメージしている。
コーポレートカラーは、自由・創造・躍動感の象徴であるヴィープラント・ブルーと、先進・信頼・プロの誇りの象徴であるアドバンスト・ブラックの2色で構成されている。安藤輝彦副社長をはじめ、常務執行役員 東方久光さん他からなるプロジェクトチームの元、同社アートディレクター北山和徳さんがデザインを手がけた。
10月1日から東京・芝の新オフィスもオープン。外観や受付はもちろん、ラウンジのカウンターなどにもこの「D」マークが展開されている …