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EDITOR'S CHECK

木村カエラ『いちご』他、デザインの裏側

編集部が街で気になった様々なデザイン

BOOK
閻連科『黒い豚の毛、白い豚の毛』

(河出書房新社)

  • 装丁/川名潤
  • 挿画/平井利和

タイトルの隙間を縫うように埋め尽くされた黒と赤のイラストと文章。それらが怪しい雰囲気を醸し出しているのは、ノーベル文学賞候補と目される中国の作家 閻連科の短編集だ。「短編集ゆえに、表紙でその内容をすべて伝えることはできない。また、『黒い豚の毛~』というタイトルがイメージを限定するものだったこと。閻連科の入門編として多くの人に手にしてほしかったこともあり、他の作品の内容もできるだけ伝えられたらと思いました」と、装丁を手がけた川名潤さん。

それぞれの短編を象徴するイラストを描いたのは、平井利和さん。「以前に平井さんの個展で黒地に赤をポイントにした作品を拝見したことがあり、そのトーンが閻連科の作風に合うと思い、お願いしました」。

タイトルの書体は、新聞の本文書体に平体を85%かけたもの。「この本の怪しさを強調すべく、癖のある"い"の字を使いたくて」。タイトルや作者名を配置後、イラストはスペースに合わせてなりゆきで置いていった。「文字の間にうまくはめ込んでいくというよりも、ねじ込んでいく感覚でした。そのねじ込みが、この本が醸し出す不協和音のようなものになったのではないかと思います」。

CD
木村カエラ『いちご』

タイトルの隙間を縫うように埋め尽くされた黒と赤のイラストと文章。それらが怪しい雰囲気を醸し出しているのは、ノーベル文学賞候補と目される中国の作家 閻連科の短編集だ。「短編集ゆえに、表紙でその内容をすべて伝えることはできない。また、『黒い豚の毛~』というタイトルがイメージを限定するものだったこと。閻連科の入門編として多くの人に手にしてほしかったこともあり、他の作品の内容もできるだけ伝えられたらと思いました」と、装丁を手がけた川名潤さん。

(ビクターエンタテインメント)

  • AD/とんだ林蘭
  • D/YOSUKE TUCHIDA
  • 撮影/大辻隆広
  • ST/丸山佑香
  • HM/フジワラミホコ

木村カエラさんの15周年記念アルバム「いちご」は、これまでのジャケットで見せていたポップでキュートなイメージを一新。鏡越しのクールなカエラさんの表情が印象的だ。「15(いちご)に合わせて、いちごを全面的に使ったビジュアルにしたいというお話がありました」と話すのは、アートディレクションを手がけたとんだ林蘭さん。「カエラさんはビジュアルに関してアイデアのある方。直接打ち合わせをさせていただき、緊張感と同時に面白いものができそうという期待感が募りました」 …

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