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芸術と科学をつなぐデザインの力

風景の科学展 芸術と科学の融合

東京・上野の国立科学博物館で、9月10日から12月1日まで、「風景の科学展 芸術と科学の融合」が開催されている。企画を佐藤卓さん、写真を上田義彦さんが手がけていると知り、卓さんの話を聞きに行った。

東京・上野の国立科学博物館で12月1日まで開催されている「風景の科学展 芸術と科学の融合」の展示会場の様子。写真家・上田義彦さんが撮影した世界各地の風景写真に、国立科学博物館の研究者たちが、その背景にあるものを科学的視点で読み解き、解説を執筆。関連する資料を展示している。
Photo:Satoshi Asakawa

"風景は科学の入り口"

始まりは写真集だった。自宅にどっしりした書籍が届いたのだ。付されているタイトルは『風景の科学』。重厚さとモダンさが同居している佇まいに惹かれてページを繰っていく。写真と標本、文章が連なっていて、圧倒的な風景と学術的な解説がユニーク。これは見に行かねばと、国立科学博物館に出かけた。

会場入口には、国立科学博物館 篠田謙一副館長と、企画を担った佐藤卓さんの言葉が記されている。「芸術家の目が切り取った風景に、自然科学の研究者は何を見るのだろうか」という篠田副館長の言葉から、展覧会の意図が伝わってくる。上田義彦さんの風景写真を、国立科学博物館の研究者が、ある文脈で読み取って解説を付す。とともに、関連した標本を一緒に展示する。会場を巡って歩き、このおもしろさを作り上げるまでの道のりと思いを知りたいと感じた …

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