IDEA AND CREATIVITY
クリエイティブの専門メディア

           

名作コピーの時間

人の生き死にを前にして、広告にもできること

松本 巌(GANMATSUMOTO Ltd.)

    昨日は、何時間生きていましたか。

    パルコ/1985年
    ○C/仲畑貴志

    距離にためされて、ふたりは強くなる。

    東海旅客鉄道/1991年
    ○C/角田誠、後藤由里子

    人を救うのは、人しかいない。

    公共広告機構/1995年
    ○C/石井達矢

サッカーぐらいしかしてなかったどこにでもいるアホな高3。身の程知らずに国立一本で受験し、不合格。予備校へ収容され、文転。ただの浪人生はイヤだと、南森町の「ピタゴラスの錯覚」というパブで弾き語りを始める。マスターは当時珍しかったカールトン・メンソールを吸ってて、いつも優しいゲイだった。

自分史上最もへんだったこの頃、一番勉強したのは、ブルースハープとスリーフィンガー。何がしたいのか、何者になりたいのか、迷いまくってた自分に、このメッセージは、ぐさりと来た。カッコよかった …

あと70%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

名作コピーの時間 の記事一覧

人の生き死にを前にして、広告にもできること(この記事です)
ふつうと戦い、時にふつうを愛しながらコピーを書く。
スパン!と音がなるぐらい速く感じさせるコピー
コピーライターってカッコいい仕事じゃないか
コピーを書いている夜、ふと、ボクが帰る場所。
言葉から滲み出る書き手の個性
ブレーンTopへ戻る