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石をテーマに関ケ原石材が開催したユニークな展覧会

「暮らしに石があったなら展」

5月24日から6月2日まで、東京・新木場にある「CASICA」イベントスペースで「暮らしに石があったなら展」が開催された。石は木に比べ、日常生活からは少し遠い存在。もっと身近に感じてもらおうというテーマと知って好奇心がむくむく──本社工場も含めて取材した。

5月24日からCASICAで開催されたプロダクトブランド「ISHIZO」の「暮らしに石があったなら展」の様子。石のもつ魅力に日常半径1mで触れる」をコンセプトにペン立て、積み石、ブックエンドなど、人の心や暮らしの風景をみがく、洗練された商品が制作されている。

BtoBで日本一企業の次なる挑戦

イベントの主催者は関ケ原石材。企業名が示すように、岐阜県関ケ原に居を構え、1951年創業というから68年に及ぶ歴史を持っている。石材については日本一の取扱高で、内外装をはじめ、多くの人が知っている建築物に携わってきた。たとえば「東京ミッドタウン」や「六本木ヒルズ」などは、ビル全体を覆っている石材をはじめ、床や壁、ロビーやエレベーターホールなども関ケ原石材の仕事。「東京ミッドタウン」の洗面所は、以前から華やかな石造りが印象に残っていたが、これも建築会社の依頼を受け、同社がかかわって作ったという。

その関ヶ原石材が、一般の人に石の魅力を伝えていこうと立ち上げたのが「HELLO STONE PROJECT(ハローストーンプロジェクト)」。3年前にスタートし、「タイム&スタイル」と組んで、木と石を組み合わせた家具作りなどを営んできた。その一環として今回、「暮らしに石があったなら展」と題し、オリジナルで開発したプロダクト「ISHIZO」をお披露目したという。

ライフスタイルショップである「CASICA(カシカ)」の奥の階段を上がっていくと、正面に石板が──白い壁を背景にした板状の石には、さりげないながら確かな存在感がある。イベントスペースに向かいながら「どんなプロダクトがあるのだろう」と期待が膨らんでくる。

スペースに入ると、先ほど目にした板状の石が、大小さまざまなサイズで壁にかけられている他、ブックエンドや花瓶なども並んでいる。家具や雑貨と一緒にディスプレイしてあるスペースもあり …

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