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学びとは、楽しいこと、喜べること。

「ほぼ日の学校」という面白そうなことが始まっているのは知っていた。そして、学校長を務めるのが、新潮社で『考える人』の編集長をやっていた河野通和さんということも――。どんな中身を、どんな風にやっていく学校なのか、河野さんのお話を聞きに行った。

ほぼ日の学校の教室の前で、講師の木村龍之介さん(左)と河野通和さん(中央)、そしてほぼ日の学校の運営をしている乗組員。

古典という水をごくごくのむ

ほぼ日の学校が開講したのは、今年1月。学校の原点にあるのは「いま、古典の素養が足りないような気がする」という糸井さんの意識。古典を題材に学ぶのが楽しい――そんな場作りを思い描いてスタートしたという。河野さんと糸井重里さんとは、『考える人』誌上で糸井さんが連載を持ったり、ほぼ日の「TOBICHI」で新潮社がイベントをやったり、さまざまな関わりを持ってきた。

一年半ほど前、河野さんは糸井さんから「学校みたいなものをやりたいと思ってます」と聞き、「手伝えることがあれば、いつでも喜んで」と答えていたという。その後、『考える人』が休刊となり、河野さんは新潮社を退社。そこへ糸井さんから、一緒に学校を立ち上げないか、学校長を務めてもらえないかと話があったのだそう。人と人のご縁とは、こうやってタイミングや気持ちの符合が連なっていく。そこから面白いことが生まれてくるのではと、思いを巡らせた。

とは言っても学校運営について、ほぼ日はいわば素人の集団だし、河野さんも経験が豊富にあるわけではない。「今までにないやり方で学校を作る」という考えが、ほぼ日と河野さんの中で一致していたのが、エンジンのような役割を果たしたのではないか。「渇いたのどをうるおすように、古典という水をごくごくのんでください」というメッセージに、楽しそうな空気が充ちている …

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