受験生に贈る100枚のメッセージ 関西学院大学法学部のオープンキャンパスの施策
高校生に、法学部の新しい価値を感じてもらうために。そして2日間で1万人以上が来校する場において、できるだけ多くの高校生とコミュニケーションを図るために。統一のメッセージはあえて設定せず、関学大OB、宣伝会議コピーライター養成講座OBを中心とした有志クリエイターそれぞれが、独自の視点でクリエイティブをつくり上げるという方向性を取りました。
UP TO WORKS
本木:昨年発生した、
震度4以上の地震は192回も。
M:♪~
本木:災害情報は、一刻も早く届けたい。
SE:(プッシュ音)
本木:あたなもどうか、
災害通知機能をONに。
Yahoo! JAPAN アプリ。
Yahoo! JAPANは、災害による被害を少なくしようと本気で想っています。オリエンテーションから、いつもその熱意が伝わってきます。本木さん自身ももその想いに共感し、本気でそう思ってくれました。CMでは、その想いをストレートに伝えることが、僕たちの仕事。だからこそ、とにかくシンプルに、ヤフーであり本木さんの想いを伝えることに終始しました。このCMを通じて、みなさんの手元に、災害情報がすぐ伝わるようになることを願っています。
屋外広告は、記録という事実を、体感させることで、記憶に変える。それがテーマでした。そして、「防災は、想像から。」という企画の言葉をこの広告に書くかどうか、ものすごく話し合いました。でもやめました。広告になってしまうから。これは、ヤフーからの手紙だ、と考えるようにしました。だから、広告コピーらしさと広告デザインらしさを、削ぎ落とした。すると、このクリエイティブは、ヤフーの意思の塊に変貌した。その結果、報道ステーションでコピーが朗読され、天声人語でも触れられました。ソーシャルメディアを見ていると多くの人から「いい広告」だけではなくて、「体感できた」「忘れちゃいけない」「防災を考えなくちゃ」という言葉が多く見られました。それが、一番の成果だと思います。
(博報堂ケトル クリエイティブディレクター 橋田和明)
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