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名作コピーの時間

中川英明さんの「自分では絶対書けない3本」

中川英明

    きょ年の服では、
    恋もできない。

    三陽商会/1996年
    ○C/眞木準

    夢とか、決意とか、
    見えないものも乗せている。

    九州旅客鉄道/1993年
    ○C/仲畑貴志

    借地、だが、故郷。

    旭化成工業/1996年
    ○C/石川英嗣

自分ではゼッタイ書けない3本を選んでみました。書けないからこそあこがれる名作たちです。飲み屋で、広告業界じゃない人に自分の仕事の話をするとき、これらのコピーの魅力をあたかも自分が書いたかのように熱弁し、「ほら、コピーライターってかっこいいだろ?」と、したり顔で烏龍茶を飲んでいます(下戸なのです)。

1本目のバーバリーは、人が服を買いたくなるときの気持ちを、実にあざやかに捉えていて大好きです。新しい服のソデに腕を通したときの、あの少し誇らしいような高揚感。ボク自身はそもそも去年の服も平気で着るタイプなので、このコピーを見ると余計に「新しい服買わなきゃ」と思います。

2本目のJR九州も同様です。長距離電車に乗っているとき特有の、あの寂しさと不安と興奮が入り混じった不思議な気持ちを、とても的確に捉えているなと …

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