「うちで踊ろう」(2020年、星野源)他
名言ヅラしていなくて、みんなのおもちゃになるようなコピーが好きです。「ダッダーン」は幼稚園でゲラゲラ笑いながら真似していた、原体験とも言えるコピー。当時はダダンというのが商品名だということも知らず、ただ語感が面白くてひたすら繰り返していたのですが、それってコピーの究極の到達点ではないかと思うのです。意味がないけれど魅力的な言葉には今でも強い憧れがあります。
名作コピーの時間
思っていたよりも、自分は鈍臭かった。頭できちんと理解していないと、身体が動かせないタイプ。にもかかわらず、コピーは才能やセンスで書くものだと信じていたことが不幸だった。
コピーの役割や善し悪しを何も理解せずに書くことは、ストライクゾーンも分からずにボールを投げるようなものだ。ときどき、先輩やCDが褒めてくれることがあったけれど、それは偶然入っただけのストライク。当然、続かない。