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宣伝会議賞

1本のコピーがサウンドロゴ、さらにイラストへ―「宣伝会議賞」応募作品活用

久保洋之氏(コシダカ)、内野大介氏

第60回「宣伝会議賞」、コシダカの課題で協賛企業賞を受賞した作品「無限にひろがる夢中空間。」が、同社の広告クリエイティブに活用されている。取り組みの背景について、コシダカの久保洋之氏と、受賞者の内野大介氏(所属:サントリーウエルネス サービス事業部)に聞いた。

(左)コシダカ 営業推進部 部長 久保洋之氏
(右)第60回「宣伝会議賞」 協賛企業賞 受賞者 内野大介氏

「楽しさを伝える」ものか「カラオケの真髄をつく」ものか?

──「宣伝会議賞」に協賛を決めた理由は?

久保:当社では、キャンペーンや施策ごとに動画広告を制作・配信してきました。各種動画広告に「カラオケまねきねこ」というナレーションは入れているのですが、何か頭に残る印象的なキャッチフレーズがないことに課題を感じていました。「カラオケまねきねこ」を連想でき、楽しさが伝わる言葉。そしてカラオケだけではない様々な楽しみ方も包括したような言葉はないか。その時にちょうど、「宣伝会議賞」の提案を受けたのです。

──集まったアイデアを見ての印象は?

久保:大きく分けると、「カラオケの楽しさを伝える」というものと、「カラオケの真髄をつく」ような2つの系統があると感じました。本当に多くのアイデアをいただいて、協賛企業賞の選定に際しては大変悩んだのですが、私たちとしてはやはり「楽しさ」を伝えたいという想いがあり、内野さんの作品「無限にひろがる夢中空間。」を協賛企業賞として選出しました。

──選考はどのように進めましたか?

久保:まず50作品ほどに絞り込んだ後に社員を対象にアンケートを取り、ベスト10を決定。その後、役員を交えて議論しました。最終的な目的を伝えていなかったこともあるのですが、社員投票の段階では「カラオケの真髄をつく」ような作品が多く選ばれていて、実は内野さんの作品はトップ3にも入っていなかったんです。でも「ブランドの顔として使っていきたい」という目的を改めて提示したことで、内野さんの作品に全会一致で決まりました。

私たちが目指すのは、いつかブランド名にある「カラオケ」という言葉がなくなっても成立するくらい、「まねきねこ」での楽しみ方が広がっていくこと。まさに、将来的に目指すブランドの姿と合致した言葉を見つけていただいたと感じています。

──内野さんが今回...

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