テレビコンテンツの視聴デバイスが多様化し、取得可能なデータの幅が拡大した。また、デジタル上にはコンテンツを中心とした新たなコミュニティも生まれている。そうした中で、放送局はどんな役割を担うのだろうか。フジテレビジョンの小池一洋氏に話を聞いた。
Q 「メディアDX」をどのように定義していますか。
A コンテンツと視聴者のコミュニケーションをより活性化させること。
今までテレビというメディアは、放送局→テレビ受像機(視聴者)という単方向への情報発信を行っていました。しかしICTの普及により、テレビ受像機自体がインターネット結線されることで視聴者と放送局が双方向のコミュニケーションを取れるようになったり、ソーシャルメディアという別の場所で番組を観た視聴者同士が繋がるようになったりと、コンテンツ・放送局と視聴者の距離をより縮めることが...
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