白身のお寿司からアイスクリームまで? 料理で選ぶ「大好物醤油」が店頭で話題に
食に合わせた醤油を提案する。全国各地の醤油蔵の多様な銘柄それぞれに、その醤油に合う料理のパッケージを付け、自身の「好物」から醤油を選ぶ新たな提案をする「大好物醤油」。職人醤油 代表の高橋万太郎氏と本プロジェクトにかかわる博報堂のメンバーに、店頭を基点に話題を広げる同ブランドの戦略を聞いた。
対象顧客に共感される 企業・商品の広め方
冷やして食べるパンのパイオニア的存在であり、広島県から全国に広がった八天堂の「くりーむパン」。誕生以来、広告宣伝をほとんど実施してこなかった「くりーむパン」は、どのように注目を集めてきたのか。企画開発部の串岡章史氏が同社の歴史をもとに振り返る。
昭和8年に広島県三原市で創業した八天堂は、和菓子屋、洋菓子屋と続き、3代目代表取締役社長の森光孝雅氏がパン屋を開業。和菓子・洋菓子屋時代のノウハウを生かしつつ、“冷やして食べるくりーむパン”という独自の商品が誕生した。
口コミで広まっていった八天堂の「くりーむパン」は、広島から東京へ進出。駅ナカへ出店をすると、日々完売の状態が続いたという。好調の要因について、同社企画開発部の...