コロナ禍では、グローバルのテクノロジーベンダー各社が本国で主催する各種イベントへの参加が難しくなった。いま、日本のマーケターが注目すべきマーケティングの潮流とは何か。Braze日本法人代表取締役社長の菊地真之氏が解説する。
1. 究極のオートメーション
すでに欧米で加速している“究極のオートメーション”とは、エンジニアの工数がなく、データのサイロ化がない状態で少数のマーケターだけでパーソナライズされたメッセージを適切なチャネルで実行することができ、ほぼ自動で最高の顧客体験を提供でき収益が上がるという仕組み。これを実行するには顧客の“今”という一瞬を捉えて、その顧客に価値ある体験を即座に提供する“究極のリアルタイム性”が必要です。
2. 「マーケティング5.0」時代のマーケター
フィリップ・コトラーの新著作「マーケティング5.0:Technology For Humanity」では、これからのマーケターは、最新テクノロジー(AI/IoT/ML)を活用し、消費者の行動を予測、文脈を理解しながら、パーソナライズな顧客体験の提供が重要と...