現在の映像広告は、15秒や30秒のテレビCMから数分にわたるWebムービーまで、多岐にわたります。優れた映像広告の事例について、野堀氏と泉田氏が解説します。
case 01 カルビー「じゃがりこ」 テレビCM「平成ヒストリー篇」

「じゃがりこ」の資産である「食感」「食べ音」を表現していた初代CMを復刻。2019年4月という平成最後の月にOAというタイミングに合わせて、平成の各年代に流行したメイクやファッションとパッケージデザインを次々と振り返りました。また、ラストカットでは「令和」という新しい時代にも愛される商品であってほしいという願いを込めて、元号発表と同日に編集をし、新元号「令和」を入れ込みOAを実施しました(野堀氏)。
case 02 赤城乳業 テレビCM「ガツン、とみかん ヒロシ篇2019」


最近見たCMで一番よくできているなと思いました。広告として無駄なものが一切なく小粒の皮肉が心地いい。赤城乳業さんは広告打つのがうまいなあと感心します。自分たちが世間からどう見られているか、どう見られたら愛してもらえるか会社としてわかっていることは本当に大切なんだなと感じます。「CMはよ、こういうことでいいんだよ」と毎回脳みそこねくり回して無駄に考えている自分を冷たい棒でぶん殴っていただいた気分でした(泉田氏)。
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