自主プレゼンはクライアントへのエール 大切なのは「魅力の『再』発見」
提案に際して、クライアントの真の課題(イシュー)を発見することは重要です。しかし実際問題、オリエンもファーストパーティーデータもなしでクライアントも目から鱗の真の課題を発見することは難易度が高い。そこで、自主プレゼンで「真の課題の発見」より大事なのは、第三者の立場からの、クライアントの企業・ブランド・商品・サービスの「魅力の(再)発見」だと思っています。
ブランドキャラクターの「ふてニャン」をはじめ、テレビCMやYouTubeで配信中のWebドラマなど、積極的な広告展開で話題を生み出し続けるY!mobile(ワイモバイル)。同ブランドの広告宣伝に携わる塩田結以さんに、広告宣伝の仕事の魅力について聞きました。
ソフトバンク コミュニケーション本部 プロモーション統括部 プロモーション2部
Y!mobileコミュニケーション課 塩田結以(しおた・ゆい)さん
2017年ソフトバンク入社。Y!mobileの広告宣伝担当としてテレビCM制作に携わった後、現在は同ブランドのWebプロモーション施策の企画から実行までを担当。
Pepper ⒸSoftBank Robotics
私はソフトバンクに入社以来、コミュニケーション本部に配属となり、Y!mobileブランドを担当してきました。現在は特に、デジタルプロモーションを中心に携わっています。
私自身、幼いころから舞台活動を行っていたため、表現することに大きな関心を持っていたこともあり、入社前から企業のプロモーションに携わりたいという強い思いがありました。配属後は、想像を遥かに超えるレベルで求められる仕事のスピードと必要な知識の膨大さに戸惑いながらも、なんとか食らいつこうと必死に過ごす日々ですが、何千万人もの人に拡散する可能性をもったアウトプットを自らつくり上げていくことができる広告宣伝の仕事に強い魅力を感じ、誇りを持って取り組んでいます。
いま担当しているデジタルプロモーションは実現できることの範囲が非常に広く、チャレンジングな試みも行える点が面白いと感じていますが、一方で、その分幅広い領域の知識が求められます。さらに、プロモーションの仕事をする上では、自分の"想い"も重要になります。想いが伴っていない企画は相手にも刺さらないと思いますし、自身も楽しくないだろうと思っているので、これまで自分が興味のなかったことにも「好きになろう」という意識を持って目を向け、モチベーション高く熱意をもって仕事に向き合えるよう努めています …