クラフトビールを製造・販売するヤッホーブルーイングは、社内コミュニケーション施策や経営理念を浸透させる取り組みが評価され、「働きがいのある会社」ランキングで、ベストカンパニーに2年連続で選出された。社員が自主的に課題に取り組む職場は、いかにして育まれるのか。ヤッホー盛り上げ隊(人事総務ユニット)ユニットディレクター 長岡知之氏にくわしく聞いた。
部門責任者は立候補制 健全な競争力を育む
日本におけるクラフトビール市場を牽引するヤッホーブルーイング。「よなよなエール」や「インドの青鬼」「水曜日のネコ」など、これまでのビール市場にはなかったユニークな製品の製造・販売で注目を集める同社だが、近年は「働きがいのある会社」として名前があがることも多い。「Great Place to Work(R)Institute Japan」が実施する「働きがいのある会社」ランキングでは、2017年から2年連続でベストカンパニーに選出された。
社長も含めて社員同士があだ名で呼び合うなどフラットな社風が話題になる同社。ヤッホー盛り上げ隊(人事総務ユニット)ユニットディレクターの長岡知之氏は「すべてのプロジェクトは、立候補制。さらに部門責任者にあたるUD(ユニットディレクター)も立候補で決めています。年に一度の『UD立候補プレゼン大会』には、入社2年目以上の正社員なら誰でも立候補ができる。健全な競争力が働き、お互いに切磋琢磨できる環境ができていると思う」とその背景を話す …