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理念に対する共感がカギ 社員の元気をつくるコミュニケーション

クリエイティブを自分ゴト化すれば社内はもっと活性化する

大岩直人(クリエイティブディレクター、コミュニケーションコンサルタント、東京経済大学コミュニケーション学部教授)

クリエイティブディレクター、コピーライターの大岩直人氏は、企業のブランドコミュニケーションを支援する際、まずは企業内に入り込んでワークショップを行うことから始めると言う。なぜ、表現のプロが社内コミュニケーションにも関与するのか。これからの時代のシームレスな企業コミュニケーションについて、大岩直人氏から話を聞いた。

社内でワークショップを実施社員が自らコピーを書く

私はここ数年、コミュニケーションコンサルタントという肩書でクライアント企業の社内コミュニケーションを活性化させるお手伝いをさせていただくことがあります。かつては、広告と広報、社内向け社外向けと、企業のコミュニケーション活動はそれぞれ別々に機能していました。でも今の時代、それらはどんどんシームレス化しています。

これまで広告表現のプロとして仕事をしてきた私がなぜ今、社内コミュニケーション活性化のためのワークショップも行っているのか。その理由はこのシームレス化にあると思っています。

クリエイティブディレクターに依頼される仕事の多くは「ブランドのリニューアルを考えているので、まずは、新しいスローガンやロゴをつくってください」といったものです。通常ならば、私がプロとして自らアイデアを考えプレゼンするのですが、最近、それだと本当の意味で機能するものにはならないのではないかと思うようになりました …

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