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理念に対する共感がカギ 社員の元気をつくるコミュニケーション

「5つの幸福」軸から見るモチベーションの世代差とは

尾原和啓氏

多様な年代の人たちが集う、会社のような組織では、どうしても価値観のギャップが生まれやすいもの。一人ひとりの価値観の違いを乗り越え、強い組織をつくるためには、相互理解が寛容。『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』の著者に、モチベーション格差の根本にある考え方を聞いた。

『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』(幻冬舎、2017年)

若年層は「乾けない世代」? 社会の変化とともに変わる価値観

デジタル化やAIの進歩など、めまぐるしいスピードで移り変わっていく現代。今の30代以下の世代は、団塊世代の方たちと比べても「何のために頑張るか」という働くための価値観である、モチベーションが変化してきています。それでは若い世代は、どのようなことにモチベーションを感じているのか。著書『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』を基に、その考え方を分析していきます。

本書では、若い世代の方たちのことを「乾けない世代」と表現しています。やる気がないわけではないが、上司の世代のようなモチベーションは持っていない。何のために頑張るのか分からない。そんな彼らは、生まれた頃からすでに周りにあらゆるものが揃っていたため、貪欲にモノや地位を欲して頑張ることはありません。つまり、「ないもの」がなく、埋めるべき空白がないのです。そのため、何かを欲しいと「乾けない」世代なのです。

一方で、団塊世代より上の世代の方たちは、戦後の何もなかった時代、世の中にないものがたくさんあり、ないものを埋めることでヒーローになれました。何が問題かも分かっていたし、解き方も分かっていて、早くその問題を解くことや、安くて良いものをつくることでヒーローになれた世代だったのです。

ないものがあった世代には、大事なものや「日本を再興させるんだ」という大きな物語があり、国や社会を動かして支えるという大きな枠組みの中に仕事がありました …

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