バリアブル印刷をはじめとする進化した印刷技術と、マーケティングオートメーションを組み合わせることで、プリントメディアのパーソナライゼーションが可能になってきています。具体的に、どのようなメッセージをどのように届けることができるのか。仕組みの側面から解説します。
企業が統合コミュニケーションを実行する上で不可欠なのがデータの統合だが、チャネルごとに異なる複数のツールを運用しているがゆえにデータが分断されている企業が多く、一朝一夕に実現できないのが現状だ。
日本オラクルの中嶋祐一氏は、データを一元化さえすれば最適な顧客体験を提供できるとは限らないと指摘する。「顧客の行動を可視化するだけでは不十分。なぜ顧客がそのような行動をとったのか、行動の背景にある意図やニーズまで理解し、次なるアプローチにつなげなければ、顧客にとって最適な体験を提供し続けることはできません」。
最適なカスタマーエクスペリエンスを提供するための仕組みとして、オラクルでは、マーケティング・セールス・サービスの3つの分野を包括する統合プラットフォーム「Oracle CX Cloud」を提供している。「あらゆるチャネルで得られるデータを統合して分析し、顧客を深く理解する …
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