日本企業のマーケティング組織はどうあるべきか?
専門スキルが必要とされるマーケティング職。しかしながら日本企業は人事異動が多く、グローバル企業と伍せるようなプロフェッショナル人材が育成しにくいという課題の声も聞こえてきます。日本企業ならではの特性を踏まえ、マーケティング組織をグローバル企業と戦えるレベルまで高めていくために必要なこととは。経営・組織の観点で解説します。
マーケターのキャリアデザイン
専門スキルを磨き、マーケターとしての実績を積んだ先には、どんなキャリアの可能性が広がっているのでしょうか?また、活躍の場を広げるために必要なこととは?複数企業でマーケティング領域の業務を経験した“プロマーケター”に、自身のキャリアの軌跡を振り返るとともに、キャリアに対する考え方を聞きました。
1 ご自身のスキルで最大の強みは?
海外販社のマーケティング活動と連携、連動したIN-OUTの海外宣伝の仕事ができること。映像制作、グラフィック制作、メディアプラン、展示会、スポンサーシップ、デジタルなど、オールマイティにできること。結果、統合的なプランニングができること。
2 転職を考えるきっかけとなったことは?
SNSの活用が進み、コミュニケーション環境(メディア環境)が急激に変化したため(2012~13年頃)。過去に海外宣伝業務で培ったスキル、経験をさらに生かしてチャレンジしたいと思いました。
3 生涯、マーケターとして仕事がしたい?
マーケターかどうかはわかりませんが、人の心を動かすような仕事はやり続けたいです。自分や社内外の仲間が面白いと思ったことに対して、共感の輪が広がることが楽しいので。
三洋電機の国内販社でのリテール営業からスタートして、本社宣伝部に異動、以来グローバル宣伝部門を舞台に経験を積み、2014年に東洋ゴム工業に転職、2017年1月1日付で新設されたブランドコミュニケーション部の部長職に就いた森国良征さん。文字どおりグローバル市場を相手に仕事に臨む同氏の原点は …