2016年5月、当時19歳で世界最高峰のエベレストに登頂し、日本人最年少登頂記録を塗り替えた南谷真鈴さん。同年7月には北米大陸最高峰のデナリに登頂し、日本最年少の「セブンサミッター」(世界7大陸最高峰制覇者)となった。スポンサーを自ら獲得し、強い信念を持って目標を成し遂げた南谷さんの偉業の道程と、さまざまな想いを聞いた。
登山家でも冒険家でもない 少しモノ好きな女子大生
南谷さんは現在、早稲田大学 政治経済学部 国際政治経済学科の2年生。学業を本分としながらも、今年4月の北極点スキー到達を視野に入れながらトレーニングに励んでいる。また、昨年12月にユニクロのグローバルブランドアンバサダーに起用された。
ノバク・ジョコビッチ選手(プロテニス)、国枝慎吾選手(車いすテニス)、錦織圭選手(プロテニス)、アダム・スコット選手(プロゴルフ)に続く、5人目の契約となり、女性が起用されたのは初めてとなる。このアンバサダーとしてのイベントや商品開発アドバイスなど、広告宣伝に関わる仕事が南谷さんの学生生活の中に加わっている。今どんな毎日を過ごしているのだろうか。
「私は自分のことをアスリートとも登山家とも冒険家とも思っていないんです。言うなれば …
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