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年中行事のイベント化が生活者の関与度を高める

日本イベント産業振興協会 主任研究員 越川延明

知っているけど行動しない年中行事

冬、特に1月末から2月にかけてはイベントの件数が少ない。この時期は1年を通じて平均気温が最も低くなることや年末年始の消費・行事疲れなども影響し、参加者自身の気持ちがイベントから離れていると考えられるためだ。

一方で、この季節らしいものには変わらぬ魅力があり、雪まつりは観光イベントとして大きな役割を果たし、都心に雪を集めた雪遊びのできるイベントには親子連れが集まる光景が見られる。節分やバレンタインはすでにビジネス機会としても大きくなり、恵方巻きやチョコレートの購入が増えるだけでなく、これに合わせたイベントやプロモーションも開催される。このように年中行事として認識されるものには比較的行動のしやすさがある。

「節分」と言えば豆まきを思い浮かべるが、さまざまな調査を確認すると、豆まきの認識率は高いものの、実施する人は全体の半数にも満たず、世代によっては「恵方巻きを食べる」割合の方が高い場合もある。

豆まきをしない理由として「掃除が大変」「子供が大きくなった」「一人ではやらない」「友人と楽しむものではない」などが挙げられており、豆まきをする場合でも「家ではなく神社・お寺での豆まきに参加する」という声も増えている。豆まきは文化として意識の中で残っていくだろうが、鯉のぼりが家庭から地域へと変化したように、地域行事として残っていくように思う。

分かりやすさで参加者を増やす

豆まきをイベントとして考えると …

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