広告マーケティングの専門メディア

           

広告業界トピックス

リアルなイベントはVRで何が変わるのか

日本イベント産業振興協会 主任研究員 越川延明

情報が自分ごとになっていく

VR元年と言われた2016年。VRコンテンツの提供数が増加し、専門的な制作コストも抑えられるようになった。個人レベルでも簡易なコンテンツ作成とスマートフォンと専用ゴーグルでVR体験が簡単にできるようになったことから、VRによる「没入感」の体験者は日増ししている。現時点ではゲームや映像などを360°コンテンツとして体験するものが多い。没入感のある映像体験は写真や映像と説明が組み合わさった情報体験よりも自分ごととして受け止める傾向強いため、キャンペーンとの相性も良い。国連はシリアの現状を世界に発信するために、難民少女のドキュメンタリー『Clouds Over Sidra』を作成した。この映像を体験した6人にひとりが寄付を行ない、当初の想定をはるかに上回る38億ドルもの寄付が集まったという。VR体験にかかるコストは今後も低下していくため、良質なコンテンツや …

あと78%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

広告業界トピックス の記事一覧

12月の注目ニュースは?広告界ニュースダイジェスト(2)
12月の注目ニュースは? 広告界ニュースダイジェスト(1)
米国トランプ政権の通信・放送規制はどうなるのか?
リアルなイベントはVRで何が変わるのか(この記事です)
「トリプルメディア・プロモーション」の光と影
ビッグデータをサイネージ用のコンテンツとして活用
欧州委「電子版にも軽減税率を」―付加価値税の見直し案提示
テレビの同時配信議論が活発化
11月の注目ニュースは?広告界ニュースダイジェスト
メディアが分離する米国テレビ市場の動向
第19回イベント学会研究大会開催
プロモーション業界も「プラットホーム革命」の波が …?
撮影スポットで拡散させるOOHメディア展開
SNSで存在感を高める新聞社
2016-2017年度のテレビ・ラジオ営業収入見通しは?
10月の注目ニュースは?広告界ニュースダイジェスト(2)
10月の注目ニュースは?広告界ニュースダイジェスト(1)
再編が続く、米国ペイテレビ市場
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する