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現代 宣伝・広告の実務

HD映像からCM運用まで、デジタル技術はテレビをどう変えたか

峯川 卓(日本広告業協会デジタル特別委員会委員)

デジタル技術・インターネット技術の発達により、放送メディアが大きく変わると言われている。テレビCMの入稿方法なども大きく変わるのではないかとされるが現状はどうなのだろうか。

Point1

メディアの特性というのは技術によって何が可能かではなく、人間がそれをどう使うかという、情報伝達における質や性格、あるいはその価値を見るものである。

Point2

HD化、大画面化により、テレビにおける同時体験そしてその体験の共有といった特徴が改めて認識されつつある。

Point3

CM素材のオンライン運用は、動画の大容量ファイルを欠損なしに送るだけでなく、仕分け・管理のシステムが最低限必要であり、従来のアナログ運用より費用が掛かると言われる。

技術の問題とメディアの特性は連動するがレイヤーが違う

ラジオ、テレビといった放送メディアの特性について考えるにあたり、当然のことながら昨今のデジタル技術、インターネットの台頭による影響、変化を見極める必要があるだろう。放送、特にテレビの場合は受像機の表示技術などがすでにPC等のデジタル機器とほぼ同じものなっていることや、横長のディスプレイそのものが似ているためか、もうかれこれ20年近く「放送はインターネットに取って代わられる」などと言われてきているが、我々は微妙に違う結果を生活の中で体験しているのではないだろうか?

人と人とのコミュニケーション(情報伝達)の進化と、純粋な技術革新の話は連動してはいるものの、実はレイヤーが違うものと見るべきだろう。メディアの特性というのは技術によって何が可能かという問題ではなく、人間がそれをどう使っているのかという、情報伝達における質や性格、あるいはその価値を見るものだと筆者は考える。

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