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動画の活用で社内広報はどのように変わるのか

Jストリーム

素早くコンパクトに情報が伝わる「動画」。社内の情報共有においてはどう活用できるのか。カルビー、西武ホールディングスの広報担当者と、動画の配信・制作ソリューションを提供するJストリームが語り合う。

──社内広報はどのように?

間瀬:カルビーでは工場で働く従業員が多いので、紙で届ける社内報と社内サイトでの発信を併用しています。サイトでは速報性を活かしたニュースや社員紹介などを掲載。紙では中期経営計画の理解を促進する特集を組むなど、内容を深掘りしています。2012年にサイト活性化のためのリニューアルを行い動画を導入。以来、Jストリームの動画プラットフォームを使っています。配信しやすくなったことで「何か活動をするときは動画に残そう」という文化が社内に根付いてきました。

コロナ禍でリモートワークに切り替わってからは、サイトの重要度が高まったと感じています。そのような中、工場勤務の正社員にもスマホが貸与され、動画も見てもらいやすい環境になりました。

國島:西武グループも、鉄道やホテルなど現場にいる従業員が約7割を占め、冊子とウェブでグループ報を発行し、グループビジョンの共有を目指しています。動画ネイティブな若い世代が増えていくことを見据え、3年前にウェブグループ報を改修した際にJストリームの動画配信システムを導入しました。以来、冊子のグループ報にも2次元バーコードを掲載して誌面と動画を組み合わせ、文章では伝えきれない、その場の空気感を伝えています。

グループビジョン推進イベントの様子を配信した際には「次は参加したい」という声が寄せられました。ライブ配信においては、研修のような頻度の高いものはインハウスで、社長メッセージなど特にしっかりと伝えたいものはJストリームに配信をサポートしてもらっています。当社もコロナ禍により施設休業や出社制限があったので、冊子の配布ができず、ウェブグループ報や動画に重きを置くようになりました。

トップメッセージ

オフィス紹介

人気の社内動画

トップメッセージ&オフィス紹介

月一で、伊藤秀二社長からの旬なメッセージを配信。動画なら、その人柄まで伝わる。あえて字幕は入れず、社長の声に耳を傾けてもらうつくりに。また、新オフィスや海外拠点を紹介する動画は、簡単に撮影できて、社員の関心が高いコンテンツ。動画の最後に社員を登場させ締めくくるのもポイント。

DATA カルビー
  • 創立 1949年
  • 従業員数 4053人(連結)
  • 広報体制 6人(うち社内広報が2人)
  • 社内から動画が集まってくる

    ──社内報の制作体制は?

    國島:ホールディングスの広報部から「この件、紹介しませんか?」と社内に働きかけるだけでなく、グループ各社の広報担当にも協力してもらっています。中には「そんな取り組みをしているんだ」と驚かされるネタもありますね。ビデオカメラを使わなくても、今は業務用スマホで気軽にできるため、動画の撮影は広報部で行い、編集だけ協力会社に依頼しています。絵コンテを自分で描き、イメージを共有しながらつくっています。

    間瀬:カルビーの場合は、全国の拠点・グループ会社に「社内報編集員」が25人いて、記事やスマホで撮影した動画を送ってもらっています。何のための動画なのか、そのコンセプトを伝えて自由に撮影してもらいます。動画の尺は3分に収めるようにしています。動画をつないだり、テロップを入れるなど簡単な編集は私が行っています。

    小室:Jストリームでは、様々な企業の動画利用をサポートしていますが、社内報で動画を運用するときのポイントは、継続性をいかに保つかにあると感じています。各部署から動画が集まる仕組みがあると、更新が活発になり、動画を見る側も「次のコンテンツは何だろう」と期待感が高まりますね。力を入れたい動画は外部に編集を委託する、スピーディに配信してその後のアクションも速めたいときは自社で仕上げる、のように使い分けると効率がいいと思います。

    人気の社内動画

    グループ社員に感謝の声を届ける

    鉄道、ホテル、不動産など、事業が多岐にわたる西武グループ。緊急事態宣言下でもグループビジョンを実践し頑張る社員に向け、グループ会社間で感謝・激励のメッセージを送り合った。そのメッセージをカードにして、実際に届ける様子を動画の連載企画としてウェブグループ報で配信。感謝を伝えるだけでなく、「ホテルのコロナ対策や夜間に鉄道の設備を点検する様子」など、職場紹介も併せて行い、従業員の一体感を高めている。

    DATA 西武ホールディングス
  • 創立 1912年(西武グループ)
  • 従業員数 2万3000人(連結)
  • 広報体制 15人(うち社内広報が3人)
  • 話題になる動画とは

    ──どんな動画が人気ですか?

    間瀬:トップのインタビュー動画は、注目度が高いので更新するとアクセス数が上がります。また動画だと人柄も伝わりやすいというのが利点です。

    小室:台詞の読みあげだと感情が伝わらずアクセス数が伸びませんが、インタビュー形式なら自然な動画が撮影できます。実はカメラ目線で話すのは難しいもの。目線や体が動いてしまうからです。インタビューアーと話す様子を横から撮影するのがおすすめです。

    間瀬:テキストにすると長文のメッセージも、動画なら3分以内に収められ、理解もしやすいとなれば、見る側のストレスが減りますよね。動画の投稿数が多いのは、マーケティング部門。新商品やキャンペーンのPR動画、イベントのアーカイブ動画を配信しています。CMで起用した芸能人からの、社員向けメッセージ動画も人気があります。

    國島:各職場の紹介動画を配信すると、社内で「出ていたね、見たよ!」と話題にのぼりやすくなります。緊急事態宣言下では、社員を励ますメッセージを社員どうしで送り合うプロジェクトを行いました。現在、そのメッセージをカードにして、実際に職場に届ける様子を撮影し、その職場にいる社員にスポットを当てた動画も加えて配信しています。夜間に鉄道で作業する現場や、ホテルでコロナ対策をしての調理の様子などを撮影に行きました。

    小室:従業員の方でも、なかなか見ることができない様子を伝え、社内のコミュニケーションも促す、秀逸な企画ですね。拠点の紹介、社員の紹介など、身の回りにあることが良いコンテンツになります。配信自体は手軽にできるようになっていますので、従業員の皆さんの活躍する姿やメッセージをぜひ動画に収めて、社内広報に活用してほしいと思います。

    (敬称略)

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    社内広報に、動画を導入するなら押さえておきたいポイントとは

    Jストリームで検索!

    https://page.stream.co.jp/wp_internalcommunication_202103.html

    カルビー
    広報部
    間瀬理恵氏

    西武ホールディングス
    広報部
    國島敏宏氏

    (所属は2021年3月時点)

    Jストリーム
    カスタマーリレーション部
    小室賢一氏

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