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東洋大学における駅伝広報とは?スクールカラーを浸透させて盛り上げよう

榊原康貴(東洋大学 総務部広報課 課長)

少子高齢化が進み、800近くある国公私立大学が受験生や資金を求めて競争する教育現場。スポーツ選手を多く輩出する東洋大学で広報を務める榊原康貴氏が、大学広報の現場の課題や危機管理、アスリート広報のポイントを解説します。

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第1回「鉄紺Days」の最終日(2013年12月12日)に行われた箱根駅伝の壮行会の模様。白山、朝霞、川越、板倉の各キャンパスで同時中継を実施し、4キャンパス合計で約1700人もの学生・卒業生などが集まり、選手たちを激励した。メディアの取材も多数。

選手たちと伴走する気分

東洋大学のスクールカラーは「鉄紺(てっこん)」という深い色合いの紺色です。陸上競技部のユニフォームの色といえばお分かりになる方も多いのではないでしょうか。2015年に東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根駅伝)にて優勝した青山学院大学は「緑」、駒澤大学は「紫」、早稲田大学は「臙脂(えんじ)」というように、各大学の色とりどりのユニフォームが箱根路を駆け抜けます。この箱根駅伝は、ビデオリサーチ調べでは、視聴率は約30%(関東地区視聴率に限定)。お正月の風物詩としてすっかり定着した大学スポーツの一大イベントです。

東洋大学でも2009年の初優勝から4度優勝の機会を得て、東洋大学=駅伝のイメージは多くの方にお持ちいただくに至っています。私たち広報課のメンバーも総出で、選手同様、朝から取材やウェブ更新で参戦しています。なんと本学ウェブサーバーの一番負荷がかかる時期はこの箱根駅伝の時期なのです。ニュースサイトよりも早く情報を上げるべく、各区間で広報課メンバーが取材しています。速報性の高い区間順位などはFacebookで公開、記事は東洋大学公式サイトで公開という2段構え。まさに私たちも選手たちと伴走している気分です。

私は例年、スタートの1月2日は大手町付近をフラフラしています。もちろんこれにも意図があって、他大学の応援を見学しているのです。OB・OGたちがたくさん集まっている大学もあれば …

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