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青山広報会議

広報勉強会に学ぶスキルアップ術

広報寺子屋×広報女子部×外食広報会×若担会

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広報部門は少数精鋭であることが多いため、「こんな時、どうしたら良い?」「あの記事、どうやって実現させたの?」といった不安や疑問をぶつけ合える仲間を、社外に求める担当者が少なくない。そこで今回は、有志の広報勉強会主催者が集まり、会を運営するメリットややりがい、苦労などについて話し合った。

スキルは"人"に蓄積される

風間 「若手広報担当者の会(以下、若担会)」で2013年度の会長を務めております。若担会は1986年に経済広報センターの支援を受けて設立された歴史の長い広報勉強会です。

会員数を100社・100人までと定め、それを超える入会希望者は100人を切るまで待っていただくルールになっています。そのせいか、モチベーションの高い会員が多いと感じています。

栗田 09年1月からスタートした「外食広報会」には、25社30人程度の飲食店の広報担当者が所属しています。マスコミ1~2人に対して6~20人の広報担当が集まるのが平均的なパターンです。また、外食広報会以外にも、広報池袋会、広報肉食会など、業種、エリア、好きな食べ物などの条件で区切った26の広報会を組織しています。

沢田 12年2月から「広報女子部」を主催しています。リソースに乏しい中小企業の広報担当者、特に女性広報が自主的に集まり、マニュアル化できない広報ノウハウを交換し、交流しています。私は広報を"機能"としてとらえているので、肩書きにこだわらず、会には中小企業の経営者や役員の方も参加しています。「小さな力を集めて大きくする」、絵本の『スイミー』の発想で運営しています。

男性会員の参加も増えてきたため、今年4月からは「広報連絡会」という集まりを立ち上げました。

徳田 「広報寺子屋」は07年に設立した、主にITベンチャーを中心とする勉強会です。現在の会員数は約250人で、各イベントには50~100人が参加しています。当初は、単純に「記者とつながりたい」という広報担当者の要望を受け、知り合いの記者を呼んでみんなで質問をする場を設けるというものでしたが、少しずつ勉強会らしい趣に変わってきています。

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広報寺子屋が7月に実施した初の合宿目的地は航空自衛隊浜松基地。小説・ドラマ「空飛ぶ広報室」に登場する広報室長のモデルとなった人物に"広報マインド"を聞きに行った。

風間 私は新卒でNTTデータに入社し、今年で10年目。広報へ異動した08年に若担会への入会を申し込み、2年以上待って会員となりました。

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