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なぜ、あの会社の株は選ばれるのか?

カナモトのIRは「愛あーる」の精神で、会社の息遣いまで伝える

カナモト

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カナモトの高山雄一広報課長(左から2番目)の口癖は「IRは愛あーる」。同社のキャラクター「カナモト坊や」(右)は高山課長の若かりし頃がモデルとか。

「IRって何?」と聞かれると担当者でも結構返答に困ることが多い。この世界にはディスクロージャーとか公正な評価とか学問的なことばかり溢れている。しかし事の本質は「いかに企業のファンとなってくれる長期保有株主を増やすか」ということに尽きる。IR番組などを担当している経験と現場感覚に基づいたIR像というものを暫くの間、描いていきたいと考えている。

IRは会社の顔。そんなIRの世界で有名なのはカナモト(9678・東証1部)の高山雄一社長室広報課長だろう。春の東証IRフェスタや夏の日経IRフェア、冬の野村個人投資家フェアなどで必ず見かける御仁である。

同社は建機レンタルというBtoBの業務が中核。パワーショベルなどの重機レンタルなので個人投資家がいつも触れ合える業態ではない。それでも同社のファン株主は多い。業績は好調で、過去数年2~3回の上方修正をしてきており、株価はこの2年で5倍以上に上昇した。

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