農機などの製造・販売を行うヤンマーは、消費者に食の恵みをより身近に感じてもらうことを目的とした「YANMAR Premium Marché(ヤンマープレミアムマルシェ)」プロジェクトを12月11日にスタート。食文化の醸成に貢献するともに、新しい食ソリューションビジネスの創出も目指す。
本プロジェクトでは、6つのコアとなるサービスを提供。
一つは、食にまつわる情報コンテンツの発信や、食品の販売を行うWebサイト「premiummarche.com(プレマル.com)」の運営。情報コンテンツでは、食材にまつわる生産者のこだわりやおいしく食べるためのヒント、青空市場やワークショップといったイベント情報などを紹介する。
併せて、ヤンマーグループで生産を行う野菜や果物を使用したドレッシングソースや、ヤンマーがフランスの農協と協同研究するワインなどの商品も販売。今後「プレマル.com」限定の商品も追加していき、ラインナップの充実を図る。
また、青空市場の定期開催も行う。ヤンマーはこれまでも、生産者と消費者を結ぶというコンセプトのもと青空市場をたびたび実施してきたが、今後は毎月第3週の土日に定期開催する。
昨年2月から毎週土日に一般開放している社員食堂では、厳選した食材を用いた一汁三菜メニューの提供をはじめる。社員食堂では、ヤンマーの取り組みやプレミアムマルシェにこめた思いに触れられる空間づくりも行う。
そのほか、プレミアムマルシェのコンセプトを体現したヤンマー直営のフラッグシップレストラン「RISTORANTE con fuoco(リストランテ コン・フォーコ)」の運営や、食材を知り、おいしく食べるための体験型ワークショップの開催、ヤンマーが運営する農場での田植えや収穫などの農業体験の提供も行う。
今後も既存事業の枠を越え、食に関する事業領域を拡大していく予定だ。