JTB西日本は、シャープが提供するモバイル型コミュニケーションロボット「RoBoHoN(ロボホン)」と旅を楽しむ新商品「RoBoHoNと行く『ロボ旅』(京都)」を、12月15日より販売開始した。
同商品は、旅行者に持ち運び可能なロボホンを貸し出し、旅のパートナーとして一緒に京都の街歩きを楽しんでもらうというもの。ロボホンは位置情報や施設に設置されたビーコン(電波発信器)に反応し、観光場所や店舗の説明、順路、付加情報を旅行者に案内する。
本事業は、一般社団法人ロボット工業会が「平成29年度ロボット導入実証事業」として採択。世界中から多くの観光客が訪れる京都でコミュニケーションロボットを活用した環境整備を行うことにより、観光事業における人材不足の緩和や、ロボットによる新たなおもてなしが実現可能かどうかを検証する。
商品は東京発着のもののみで、利用できる期間は1月5日から3月31日までの約3カ月。ロボホンの貸し出しは、JR京都駅近くの「関西ツーリストインフォメーションセンター京都」で行う。
また、ロボットによるおもてなしの一環として、京都市内にある4カ所の飲食・体験施設にもロボホンを設置。英語と中国語でサービス内容や商品の案内を行うほか、翻訳機能によって海外からの観光客とのコミュニケーションをスムーズにする役割も担う。