味の素AGFは1月9日、オリジナル和菓子と和菓子に合うコーヒー「煎」をセットにした「わがしばなし」を「歌舞伎座」(東京・中央)と、全国の和菓子店で限定発売した。
「わがしばなし」は、十代目松本幸四郎さん襲名披露興行の初演目である「勧進帳」をイメージして開発。全国和菓子協会が協力し、全国の和菓子店から創作和菓子を募集。56店舗が応募した。書類審査を経て選ばれた32品の和菓子は、各考案者が所属する店舗で、「煎」とセットにして販売する。
また、32品の中から、十代目松本幸四郎さんの審査によって、グランプリに榮太樓總本鋪の青木誠治氏、準グランプリに千寿庵長崎屋の井上正和氏、清月堂本店の堀内誠氏の和菓子を選出した。1、2月に行われる松本さんの襲名披露興行に合わせ、「歌舞伎座」でそれぞれの品のセットを売り出す。
「わがしばなし」は、日本の伝統文化とコラボレーションし、和菓子の可能性を広げる活動「煎 WAGASHI-INNOVATION」の第一弾商品。AGFは同活動のほかにも、和菓子アワードや和菓子塾の開催などを通じ、コーヒーの飲用機会の拡大を進めている。