癒しの空間と会話でブランドの世界へ誘う、テラリウム表参道
アルビオンは3月、東京・表参道に新業態「テラリウム表参道」をオープン。自然派コスメ「インフィオレ」シリーズを販売するほか、無料で試せる足湯もあり、同社の考えるオーガニックカルチャーを発信する。体験できる場を多く設けた同店では、店員がどんな提案をしているのか。
「店員力」で売り上げを伸ばす
ウェアラブル端末を身につけて店内をめぐることで、実世界に情報を付加する。こうした技術の開発が進んでいる。どんな活用の仕方が見込まれているのか。
スマートグラス越しに商品を見たデモ画面。商品に重ねて、商品情報が表示されている。多言語化対応も。
スマートウォッチをつけた腕にAR表示。
ウェアラブルデバイスをつけて店内を巡ると、商品の口コミ情報や「まとめ買い対象商品」といったお得情報が空間上に次々と表示され、店員をサポートする。こうしたことが、技術的に可能になっている。実店舗での買い物は、商品を直接確かめることができ、棚に貼られたPOPは、忙しい販売員の代わりとなって商品の良さを伝えてくれる。だが、多言語への対応や、「雨の日割引き」といったタイムリーな情報、「SNSでこんなところが話題」といった付加情報の提供にも対応できれば、多様な顧客が楽しんで買い物をするきっかけが作れそうだ。
日本電気(NEC)のSI・サービス市場開発本部では、ウェアラブル端末を使ったソフトウェアの開発を進めている。スマートグラスをかけ、腕にスマートウォッチをつけると、グラス越しに「ポイント5倍対象商品」「本日30%オフ」など、商品に付随した情報が出てくるというもの。多言語化も可能だ。さらにスマートウォッチをした腕を見るとARが表示され ...