癒しの空間と会話でブランドの世界へ誘う、テラリウム表参道
アルビオンは3月、東京・表参道に新業態「テラリウム表参道」をオープン。自然派コスメ「インフィオレ」シリーズを販売するほか、無料で試せる足湯もあり、同社の考えるオーガニックカルチャーを発信する。体験できる場を多く設けた同店では、店員がどんな提案をしているのか。
「店員力」で売り上げを伸ばす
特集に合わせ、1都3県在住の20歳代〜30歳代の男女に「接客についてのアンケート」を実施。計800人から回答を得た。店頭体験によってリピートしたり、新規客を呼びこんだり。接客は立派なプロモーションだ。
<調査協力:クロス・マーケティンググループ>
今回のアンケートでは、53.7%の人が「良かった接客について見聞きすると、行ってみたいと思う」と回答。「実際に行った」という人も18.6%いた。実に72.3%の人が、「良い接客の評判」で、来店意欲を高めていることがわかった。
評判を生み出す、情報発信にも積極的だ。「接客が良いという理由で訪れた店について、その接客内容を発信したことがあるか」を尋ねると、53.8%が「家族や友人・知人に直接話した」と回答。「ソーシャルメディアや口コミページに投稿した」という人も27.2%となった。
反対に「接客が悪いという理由で行くのをやめた店の接客内容」も、47.0%が「直接話す」と答えた。ソーシャルメディアや口コミページは14.5%だった。
自由回答で、「良い接客」について聞くと、「店員の距離感」が多く目立った。「良い意味で顧客との距離を取って接していただける点が良いと感じた」「何度か買い物をするうちに店員さんと親しくなった。好みを覚えていてくれて、おしつけがましくない」との声があった。
「距離感の取り方」は悩ましい。近づきすぎればうとまれ、遠すぎてもダメ。「自分でもちょっと、“気合いの入ってない服装”かなあ、と思いつつ行ったんですが …