販売促進の専門メディア

販促NOW パッケージ編

マールボロのデザインはなぜシンプルになったのか?

フィリップ モリス ジャパン「マールボロ」/小川 亮(プラグ 代表取締役)

よりシンプルなデザインへと変更されたパッケージ。白と赤と三角部分だけを強調し、文字要素はほぼ目立たなくした。色合いだけでなく、手触りもソフトな仕上がり。

世界最大手のタバコ会社フィリップ モリスの主力ブランド「マールボロ」。そのマールボロのパッケージが60年振りにリニューアルされた。よりシンプルに生まれ変わった、このデザインは学ぶことの多いリニューアルのお手本である。

パッケージをリニューアルする目的は主に二つある。一つは「望むべきブランドイメージを維持・強化する」ことだ。古臭いと思われないように、また、目指すブランドポジションがデザインで確保できるようにする。競合商品のリニューアルや新商品の登場などで、相対的に古くなり、自社商品のポジショニングが変わってしまうことがある。その場合、望むべきポジションに鮮度を持って置き直すことが求められる。

もう一つは「記号として、より覚えやすくする」ことである。デザインの一部を、消費者に記憶してもらうことで、パッと見て商品の想起や理解を効率的に行えるようにする。究極的には言語を使わなくても、あるいはデザインの一部を見るだけでも世界中でブランドコミュニケーションを効率的に行えるようにするのが最良である。

マールボロのリニューアルはまさにこの二点を忠実に守っている。デザイン上の資産である白と赤と三角部分を強調し …

あと57%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

販促NOW パッケージ編 の記事一覧

マールボロのデザインはなぜシンプルになったのか?(この記事です)
サービスをパッケージ化する新しい動き
ブランドの色はどう決めるべきか?
世界で戦うパッケージデザインに大切なこと
明日をつくるパッケージ
パッケージはゴミか芸術か

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する