デジタル製品のレビュー動画を中心に活動するビデオブロガーのジェットダイスケ氏。画面いっぱいに自身が登場し、テンポよくレビューするインパクトある動画が人気を博している。企業コラボの先駆者でもある氏に、最近買ったもの、ユーチューバーとしての活動について聞いた。

ユーチューバーが多数所属する事務所、uuumで撮影。ジェットダイスケ氏はこの会社の顧問も務める。
─最近、買ったものはありますか。
ニコンのコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX P900」を発売前にネット予約しました。2000㎜相当の望遠ズームで月面までくっきり撮影できるらしいのですが、僕自身はコンデジには興味がなく、じつはノーマークでした。でも最近になって、いろんな人たちが「ニコンから面白いカメラが発売されるらしい」とSNSで話題にし始めたのに影響されて、買う気になりました。
望遠レンズでいつも悩まされるのは、腰痛です。遠景を撮影するには望遠レンズも大きく重くなり、それ用のバッグも必要です。望遠レンズをいかにコンパクトにするかは、永遠のテーマなんです。その点、ニコンのこのカメラは、コンパクトでありながら2000㎜相当の望遠が可能だといいます。多くの人が「自分のカメラなら2000㎜で撮影しようとするとこのサイズになる」と投稿するのを見て、購入へと気持ちが動いていきました。4月には日本で皆既月食が見られるというので、月を撮影するなら買っておいても損はないかなと。
─デジタル製品以外ではどんな買い物を?
「ガンダム」のプラモデルを買いました。僕はまさにガンプラ世代で、ガンダムが流行った子どもの頃は、ガンプラを買うためにデパートのおもちゃ売り場に並んだものです。そういう人たちが大人になり、今また「ガンダムビルドファイターズ」というテレビアニメが2年連続で放映されていることもあり、購買欲が刺激されているようです。僕の場合、作る時間もないのに買ってしまいます。しかも買うのはガンダム本体ではなく、改造パーツです。この改造パーツをつけたらかっこいいだろうな、と妄想しながら買うのが楽しいですね。
ほかには、アイスに餅が入ったハーゲンダッツの「きなこ黒みつ」と「みたらし胡桃」を買いました。普段はスイーツをほとんど食べませんが、話題になっていたので、つい衝動買いしてしまいました。
─餅入りアイスは、自身のレビュー動画でも紹介したのですか。
していません。ただ、別の製品のレビュー動画には登場させています。Galaxyの液晶画面の上にアイスを置いてみました。
最近、液晶画面の上に大福をよく乗せるんです。ある日、秩父からの帰りの電車の中でiPadを広げていた時、お土産として買った大福をその上に置いてみたのがきっかけでした。そのシュールな佇まいが気に入って、それ以降、スマートフォンやタブレットを買うたびに大福を乗せています。今回動画で取り上げたGalaxyは防水機能がウリだったので、餅入りアイスを置いてみようと。防水だから、しっかり丸洗いできました。視聴者の反応も良かったです。もちろん、「アイスがもったいない」とか、「汚いことをするな」というコメントも来ますけれどね。
─ジェットダイスケさんの意表を突く演出には驚かされます。動画作成にあたって意識していることはありますか。
テレビ用の映像ではないので、動画は変でもいいと思っています。そのため、動画では言い間違いや失敗もカットせずに入れています。
─どんな動画が人気ですか。
やはり話題の製品のレビュー動画はよく見られていますね。
─視聴者の反応について、最近感じていることはありますか。
ネットユーザーは、自分で選択しながら情報を得るため、自分にとって心地よい情報に触れたいという傾向があると思います。その最たるものが、フェイスブックの「いいね!」ボタンでしょう。みんな「いいね!」できるものを求めているのだろうなと思います。
しかし、発信する側としては、ダメなものはダメだと言わなければなりません。以前、iPhoneとGalaxyを比較した際 …