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販促NOW モバイル編

カーナビアプリで広がるビジネスモデル

石川 温(ケータイ・スマートフォンジャーナリスト)

(左)複雑な交差点で複数の路線があっても、道のどちら側を走っていればいいかを予め教えてくれる。高価なカーナビに負けない機能が充実している。
(右)ここ数年、ガソリン価格の高騰にはうんざりさせられるが、ヤフーのアプリであれば、周辺のガソリン価格も検索できるので、かなり便利だ。

スマホ業界のプレイヤーたちが次に向かっているのがクルマの分野だ。グーグルはホンダやヒュンダイ、アウディなどと組んで「Open Automotive Alliance(OAA)」を設立。Androidスマホをクルマのダッシュボードにあるモニターにつなぎ、グーグルマップや音楽再生をハンドルにあるボタンで操作できる仕組みを開発し、2014年中にも実用化しようとしている。OAAにはクルマメーカーだけでなく、カーナビメーカーも賛同している。

一方、アップルも「CarPlay」という機能を新たに載せようとしている。グーグル同様に、車内のモニターに接続することで、iPhoneの機能をクルマからコントロールできるというものだ。

アメリカでは「自動車事故の25%はスマホなどのデジタルガジェットを操作している間の不注意によって起きている」(グーグル開発担当者)といい、スマホの自動車対応が急務になっているとのことだ。

とはいえ、グーグルもアップルも単に「クルマのなかでスマホを安心して操作できる」という目的だけで積極的にクルマ分野に進出しているわけではないだろう。

スマホがカーナビに取って代われば…

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