レンタル・シェア文化を浸透させるためのブランディング (後編)
必要なときに必要なだけ利用できる経済性や合理性が支持され、広がりを見せているレンタル・シェアリングサービス。車からファッション、スペース、スキルまでさまざまなカテゴリーでサービスが生まれている。ただ、なんとなく存在は知っているものの、一歩を踏み出すには至っていない生活者が多いのも事実。成長過程のサービスの最新プロモーションを取材した。
業界別販売促進
サイバーエージェントが運営する「Ameba」は、2012年6月にコミュニティサービスとソーシャルゲームを提供するスマートフォン向けのプラットフォームをスタート。同年11月からはリアルとウェブを組み合わせた積極的なプロモーションも展開している。立ち上げから現在まで、利用者が増大するフェーズに合わせたプロモーションの過程を取材した。
これまでは、AmebaブログやAmebaピグなどパソコン向けサービスの印象が強かったAmeba。「Amebaスマホ」の立ち上げにあたり、Ameba=スマホへとイメージ転換を図るため、テレビCMをはじめ、交通/屋外広告で東京・渋谷の街をジャックするなど、総額30億円を投じて大規模なプロモーションを実施。その結果、「ユーザー属性という点でも新しい利用者の大幅な獲得につながった」(Ameba事業本部プロモーション室室長・野村智寿氏)。