気になるあのCMの演出やキャスティングについてディレクターにインタビュー。今月取り上げるのは積水ハウスのWeb動画「【昭和・平成・令和】いままでの父親、これからの父親。#育休を考える日」(133秒)だ。
1カット風の動画で時代の流れを表現
昭和・平成・令和、それぞれの時代の父親の背中から動画はスタート。昔ながらの商店や家電を配したリビングから、ディスコや職場での喫煙シーンを映し、時代は平成へ。父親が子どもと公園で遊ぶ様子や、育児休業を申請するも断られるシーンを経て、令和に切り替わる。スーツを着た母親が仕事終わりに子どもを迎えにいき、父親が当たり前に育休を取得しているこれからの子育てを描く。「これからの時代はどうしたい?考え続けよう。」というナレーションとともに、未来に向かう親子3人の背中が映し出される。
これは積水ハウスが制定した「育休を考える日」(9月19日)に合わせ、9月13日に同社が公開したWeb動画。監督を務めたのは新宮良平さんだ。オリエンでは「日本の男女が担ってきた、家庭での役割の変遷を描いてほしい」と依頼があった。
まず着手したのは時代背景を理解すること。「家庭の...