気になるあのCMの演出やキャスティングについてディレクターにインタビュー。 今月取り上げるのは、東亞合成「アロンアルフア タフパワー」の「ギネス世界記録」篇のテレビCMだ。
より現実的なプレーで瞬間接着を訴求
3on3のバスケットボールの練習中。オフェンスの選手がゴールに向かってドリブルすると同時に、選手たちが一斉に転倒してしまう。続く2つのプレーでも転倒したのち、壊れた靴をアロンアルフアで直すと、華麗なプレーでついにゴールを決める。放物線の先にはギネス世界記録の公式認定証を持った公式認定員がおり、選手たちは商品モックを胴上げする⸺。
この映像は、東亞合成の瞬間接着剤「アロンアルフア タフパワー」のテレビCMだ。監督は山本ヨシヒコさん。同社のCMを担当するのは今回で5本目となる。「バスケを題材に靴を直すということと、アロンアルフアが“一般消費者向け瞬間接着剤最長寿ブランド(認定日:2019年9月18日)”としてギネス世界記録を持っていることを軸にする、という要望がありました」。
映像の序盤は同アングルでの映像が続く。企画段階では派手なプレーから転倒する複雑な構成を想定していたが、「靴を直す」という今回のテーマが伝わりづらくなると考え、演出コンテでカット割や・・・