フェンシングは世界で最も古くから存在するスポーツのひとつであり、その知名度は高い。しかし、そのルールは複雑で、多くの人々にとって観戦時の理解は難しいとされる。その問題を解消するため、「Fencing Visualized」というプロジェクトが日本人初のオリンピックメダリスト、太田雄貴選手と共同で立ち上げられた。このプロジェクトでは、ルールや技の動きを直感的に理解できるように可視化するシステムが開発された。モーションキャプチャーやAR技術を活用し、剣の動きをリアルタイムでアイコン表示することで、試合の流れをわかりやすくした。この新しいアプローチは最終的に東京オリンピックの試合で公開され、多くの人々から好評を得た。さらに、子どもたちの試合でも利用され、試合の結果をアイコンでのスコア化が可能となり、個人の成果としてのトロフィーや賞状の授与が行われた。このプロジェクトにより、フェンシングはより理解しやすく、楽しめるスポーツとしての姿を一新させることができた。(ライゾマティクス 主宰 真鍋大度)
- 企画制作/ライゾマティクス
- CD/真鍋大度
- AD+D/木村浩康
- メディアプランナー+TD/花井裕也
- Pr+プロジェクトマネージャー/井上貴生
- PRG/塚本裕文
- PRプランナー/四元朝子