ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では「Creative Addiction（クリエイティブに夢中）」をテーマに彼・彼女らが制作したビジュアルと、オフィスや仕事を紹介していきます。今月はインドのニューデリーに拠点を置くKhyati Trehanさんです。
Q1. 表紙のアイデアについて教えてください。
このアートワークは果てしなく続くような高く積みあがったスケッチの山のメタファーで、反復プロセスの量を視覚化しています。どこがゴールか答えがないまま、あるアイデアを継続的に構築し、可能な限り多くの方向性を取り入れるのは、創造的で中毒性のある行為です。それによって一段階前よりも良いものをつくろうと、何度も試みる様子を表しています。今回は、過去のプロジェクトで描いたスケッチをスキャンしてテクスチャとして使用し、それを3Dモデリングした有機的なメモの山に張り付けました。
Q2. そのアイデアはどのように生まれましたか。
「Creative Addiction」が私の仕事とプロセスにどのように表れているかについて考えました。私はあらゆるプロジェクトで発案の段階に多くの時間を費やす傾向があり、アイデアを多様化させて繰り返し考えてから、いくつかに絞り込みます。
Q3. 日本の広告やデザインについてどう思いますか。
私が好きな日本のデザインを考えると、福田繁雄や原研哉といったデザイナーが思い浮かびます。日本のデザインには、日本の文化や自然とのつながりに深くインスパイアされた、静かで力強い美しさがあると感じています。
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