IDEA AND CREATIVITY
クリエイティブの専門メディア

           

名作コピーの時間

同じようなコピーを書いてみたいと憧れるけど、書けないのよねえ。

生駒達也

    愛とか、勇気とか、見えないものも乗せている。

    九州旅客鉄道/1993年
    〇C/仲畑貴志

    そうだ 京都、行こう。

    東海旅客鉄道/1993年
    〇C/太田恵美

    仕事を聞かれて、会社名で答えるような奴には、負けない。

    リクルート/1998年
    〇C/紫垣樹郎

同じようなコピーを書いてみたいと憧れるけど、書けないのよねえ。

私が中学生だった頃、NHK教育テレビで『YOU』という番組があり、糸井重里さんが司会をしていました。コピーライターなんて職業があることを知り、漠然とした憧れを抱いていました。原稿用紙と鉛筆で世の中を動かすなんて「カッコいい」と。そして大学3回生の時、宣伝会議の「コピーライター養成講座」に通い始めたのです。当時はお金がなかったので、既に就職していた兄にお金を借りて。今の自分があるのは、その時のお陰ですね。

コピーライターになりたての頃は、研修で「コピー百本ノック」みたいなことをよくしていました。それと「写経」。自分がいいと思う広告をひたすら紙に書き写す作業。学びの原点の「まねる」ですね。毎日、『コピー年鑑』をむさぼるように見ていた気がします。いつか...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

名作コピーの時間 の記事一覧

同じようなコピーを書いてみたいと憧れるけど、書けないのよねえ。(この記事です)
記憶が吹き出したコピー。
コピーライターになろうとしているあの頃の僕へ、そしてあなたへ。
焦るコピー
コピーに励まされて、コピーを書き続ける。
石田文子が初めて出会ったコピー。
ブレーンTopへ戻る