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心に残ったプレゼン術

妥協しない姿勢が生んだ信頼と成果につながるCM

前澤隆一郎(スタジアム)



デスクに座ってあくびをする男性。一見ボーっとしていそうだが、実は、仕事がとてもできる。一方で、スーツを着こなし、業界用語を話すいかにも仕事ができそうな男性が、実は全く仕事ができない。そんな人の本質を採用面接で見抜くことの難しさを描いたCMが7月から放送されている。これは、Web面接システム「インタビューメーカー」を提供するスタジアム初となるテレビCMだ。

「新型コロナウイルスの影響で、オンライン面接が一般化したのが、今年の2月頃。Web会議システムを導入する企業が増え、競合が急激に増えた。そこで、都心部や大手企業だけではなく、全国の企業へのサービス認知を高めるべくテレビCMの放送を決めました」とスタジアム 執行役員前澤隆一郎さん。

そして、以前から接点のあったワトソン・クリック 山崎隆明さんに企画を依頼した。その際に伝えたのは、「サービス名をより多くの人に知ってほしい」ということだけ。表現については、完全にお任せ。ただ代表取締役 太田靖宏さんからは「山崎さんの代表作と言っても恥ずかしくないものに仕上げてほしい」と伝えていたという。

提案された4つの案はいずれも人にフォーカスし、インタビューメーカーの魅力を表現していた。中でも、ずば抜けて共感できたのが“面接時と入社時のギャップ”を表現した、現在放送されている企画だった。「プレゼンは...

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