
新学期、花子のクラスにニュータニックス君が転校してきた。勉強ができるし、スポーツも得意な人気者。だけれども、頭は雲で、何を考えているかよく分からない。これは、ニュータニックス・ジャパンが4月からデジタルとOOHの両方で展開している広告シリーズ。中学校を舞台に、会社を転校生に擬人化して描く少し不思議な物語だ。
ニュータニックスは2009年に創業した、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)をサポートするクラウドソフトウェア企業。日本に参入してから日が浅く、社名が認知されていないという課題を抱えていた。そこで、新たなクライアント獲得を目指し、日本で初めてとなる大型キャンペーンの実施を決めたという。企画はグローバルで広告活動を展開している、マレンロウ・グループ・ジャパンに依頼した。
「オリエンでは、首都圏を中心とした大手企業の経営層とIT部門層へ向けて企業認知を高めたいと伝えました。また、クラウドに関するソフトウェアを提供していることを、分かりやすく伝えることができればと考えていました」とニュータニックス・ジャパン マーケティング統括本部長 河南敏さん。それを受けて、デジタルとOOHを活用したクロスメディア戦略や、中学校を舞台にニュータニックスを擬人化して描くという企画コンセプトが提案された。その後も字コンテ、絵コンテと段階を重ね、方向性を固めていった。
「今回の企画を採用したポイントは...