法人向けソフトウェアメーカーのハンモックは、同社初となるテレビCM、電車内デジタルOOH、タクシーアドを展開した。CMは、クラウド名刺管理ツール「ホットプロファイル」と、総合ITセキュリティサービス「Asset View」の2種類を制作。生瀬勝久さんが主演を務め、「ホットプロファイル」では、「ホット」という言葉に敏感な営業部長を「Asset View」では、情報漏洩をした社員たちにジャンプで飛び込み土下座をされる部長を、コミカルに演じている。
これまで、リスティング広告やイベント出展などを中心に新規顧客を開拓してきたハンモック。しかし、ホットプロファイル、Asset Viewともに、明確な競合が存在し、比較検討される際に認知度がネックになる場面があった。そこで、「今まで取り組んだことのないプロモーションで認知度を高めたい」と、CM制作を決めた。
当初は「右も左もわからなかった」というハンモック GLUE事業部 営業戦略 池上由香さんは、複数の広告会社や制作会社に広く企画を求めた。オリエンテーションで伝えたのは、プロモーション対象となる商品と「CMを軸に展開する」ことだけ。絵コンテによる競合プレゼンで提案された約50案は、バラエティに富んだものだったという。
その中から10案に絞り込み...