ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAINʼS BRAIN」では「Creative Addiction（クリエイティブに夢中）」をテーマに彼らが制作したビジュアルと、オフィスや仕事を紹介していきます。今回はスイスを拠点とするグラフィックデザイナーNizar Kazanさんです。
Q1. 表紙のアイデアについて教えてください。
普段タイポグラフィで作品をつくる身として、比喩的、または抽象的すぎる作品は避けたかったんです。「Creative addiction（クリエイティブに夢中）」というテーマは、スタジオで私たちが夢中になっている本を改めて浮き彫りにし、再認識する機会になりました。
Q2. そのアイデアはどのように生まれましたか。
実は、私たちは社内で、普段気に入っている本、映画、レストランなどをリストアップしています。今回の表紙デザインの依頼は、これらの美しい書物に敬意を示す良い機会となりました。
Q3. 日本の広告やデザインについてどう思いますか。
ヨーロッパの私たちにとって、どこかシュールなものを感じます。たとえば、日本の道路とスイスの道路の標識は、情報濃度が大きく異なります。スイスの標識は法律や文化のもと細かく制約があるのです。グラフィックにおける日本の美学は魅力的で、ユニークな雰囲気を醸し出しています。画像から日本のアイデンティティを強く感じます …
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