ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では「Creative Addiction(クリエイティブに夢中)」をテーマに彼らが制作したビジュアルと、オフィスや仕事を紹介していきます。今回はアムステルダムを拠点とするLara Kotheさんです。
Q1. 表紙のアイデアについて教えてください。
クリエイティブに夢中、という言葉を聞いて、頭が爆発するような感覚を覚えました。私の頭の中で、さまざまな形、色、技法として浮かぶアイデアは、頭の中で混ざり合い、時に激しく争い合います。その結果、作品として具現化されるものもあるのですが、多くのアイデアは漠然とした感覚・記憶として頭の中に残ったままでいます。
今回はまず、私のビジュアルアーカイブの中から異なるムードのものを組み合わせることから始めました。デジタルコラージュの技法を用いましたが、一部にはアナログな要素も含まれています。
Q2. そのアイデアはどのように生まれましたか。
私は常にコンセプチュアルなプロセスで作業します。アイデアが閃くと同時に頭の中にイメージが浮かびます。そのあとは職人技によってつくり上げるのみです。
Q3. 日本の広告やデザインについてどう思いますか。
日本の広告デザインはとても魅力的です。満たされていて、賑やかで、色鮮やかで、荒々しさも併せ持っています。そこに書道に象徴される白黒の色彩や、判然たる言語、日本語が併存している。そういった異なる要素が混ざり合うことで、日本の文化を形づくっているのだと感じます …